山本達彦 30th. Anniversary Concert
3月22日土曜日、九段会館にて。
んっっっんもー花粉症ヒドくてグシュグシュだったけど、マスクにメガネ、薬も強めのを飲んで行きました。
だってご本人のブログに、
『映画やCMで使われた、80年代のシングルナンバーを中心に披露・・・』
みたいなこと書かれちゃったら、行かないわけにいきません。
達彦さんを生で観るのは2年ぶりだけど、
何を隠そう、ワンマンはお初です。
一番よく聴いていたのは中学生のときなので、都内へコンサートに行くなんて到底無理でした。
今とは時代が違いますので(汗)。
九段会館は古い洋館で、かなりシブい建物です。
そこへかつての・・・いや、
永遠のマドモアゼルたちか集結しておりました。
『太陽がいっぱい』をバックに、ステージに張られたスクリーンに懐かしのスライドが映し出されるオープニングでスタート。
“ニューミュージック界の貴公子”とか言われてた達彦さん。
30年経っても、お洒落でお上品なたたずまいは変わりません。
ラベンダーのフリルシャツが似合う54歳なんて、そうそうお目にかかれません。
いくつになっても、マドモアゼルたちの夢を壊さないその精神、マジリスペクトです!
肉声も歳をとるというけど、この方に限っては全く感じなかったな。
むしろ、昔より声出てるんじゃないですか?
選曲は相当悩んだそうですが、予告通り80年代の曲、
なかでも『MUSIC』『MEDITERRANEE』あたりの頃の曲が多かったかな。
まさに自分がよく聴いていた時期。
ありがとうございますっ!
JAL沖縄キャンペーンソングになった『MY MARINE MARILYN』を歌う前には、当時の暮らしぶりや発売時のエピソードなんかも披露してくれました。
それにしてもタイアップが多かったんだな~と改めて思う。
まだ音楽業界が華やかな時代だったもんなぁ。
『夢より苦しく』は絶対、今の方がハマってる。
当時メンバーとしてツアーにも参加した、小林正弘さんのソロがアンニュイで素敵~
当時は子供でわからなかったけど、自分が歳を重ねるうちに好きになった曲も多いです。途中からタンゴ調になる曲、『夏の愛人』はその典型。
中盤では新人グループ、”モンジュー”と一緒に最新作『Le Ciel』から新しい曲たちを披露。
モンジューはベース、ギター、アコーディオンという編成で打楽器なし。
何しろ達彦さんの曲は90年代以降長いことご無沙汰していたんで、興味深く聴かせていただきました。
ヨーロピアンな雰囲気は変わらずだけど、さすがに貫禄というか余裕を感じる。
オトナの・・・まあ自分も大人なんだけど(笑)、さらにオトナの雰囲気でした。
なんだかお芝居を観ているよう。
映画『マレーナ』の映像なんかが浮かんできました。
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意外にも、後半はトバしてきました。
『火のように水のように』~『嘘の台詞(ダイヤローグ)』あたりは燃えたぁ~!
バブリーな音が責めてきます。
ハンドマイクで歌う達彦さん、気持ちよさそう。
「つい30代に戻っちゃった(笑)。」
はい、ドリーも完全に中坊に戻ってました。
本編ラスト、『I LOVE YOU SO』で客席は最高潮に。
ついにドリーも抑えきれず立ち上がりました。
とにかくお客さんが熱かった。
鳴り止まない歓声と拍手。
想いを噛みしめるように、ゆっくりと客席を見渡していた達彦さんの姿が印象的でした。
正直こんな熱いライブが観れるとは思ってませんでした。
体調ボロボロだったけど、行ってよかったな~
やっぱりこの時代の音楽は最強です。
80'sバンザイ!!
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コメント
訂正です。
公式blogに掲載されたセットリストによると、『I lOVE YOU SO』は本編ではなくアンコールの1曲目でした。ごめんなさい。
投稿: dolly | 2008年3月26日 (水曜日) 21:38