OH!マイ80’s ~SHEILA MAJID~
ボニーちゃんが10周年なら、この方は20周年。
マレーシアのシンガー、SHEILA MAJID【シーラ・マジッド】。
(“シェイラ”と表記されることもあるが、現地の人は「シラマジッ」と発音していた)
バリバリ現役の彼女を“80’s”コーナーで紹介していいものか迷ったけど、彼女との出会いがこれまたバブルの最中だったので。
好景気に浮かれていた日本ではこの頃、「アジアン・ポップ・ブーム」なんてものが静かに巻き起こっていた。
現在の“韓流”、“華流”とは異なるもので、その対象は主に「東南アジア」。
シンガポールのDICK LEE【ディック・リー】を筆頭に、多くの歌手たちが続々と日本デビューを果たした。
各国からアーティストをたくさん招いて、“なんとか音楽祭”みたいなものもよくやっていた。シーラを初めて観たのも、その類のひとつ。
80年代の東南アジア・・・まだ外国どころか飛行機すら乗ったことのなかったドリー。まったく予備知識がなくて、イメージすることといえば発展途上、難民、貧困・・・音楽といったらガムランのような民族音楽くらい。
ところが、シーラの曲を聴いて目を見開いた。
JazzやR&Bに影響を受けたであろう彼女の音楽は、抜群にアカ抜けていて、カッコよかった。
『マレーシアの人は、こんなポップでおシャレな音楽を聴いているのか・・・』
“SHEILA MAJID”の名前が、頭から離れなかった。どこかで聴く方法はないかと探してはみたものの、今みたいにインターネットなんてない時代、すぐに捜索は行き詰った。
諦めかけていた頃、FMから流れてきた曲にハッとした。あの時の曲、「SINARAN」だった。
シーラが日本のレコード会社からデビューしたことを知り、すぐレコードショップに走った。 以来彼女の歌を聴いているから、もう15年くらいになるのかな。
ナタデココ、じゃなかったアジアン・ポップ・ブーム?は数年で終わり、彼女のCDを日本で入手することは困難になったけど、2年前念願叶ってマレーシアを旅行した時、新作をゲットした。 “ASIA BAGUS”【アジア・バグース】なんてTV番組もありましたね。インドネシア人の歌の上手さに驚いた。とにかく一般人でも平均してみんな上手い。深夜だったから毎週録画して観ていたな・・・
シーラは今年、デビュー20周年を迎えた。これまでLIVEの本数はそう多くないと聞いているけど、今年はアニバーサリーということもあり、例年よりは精力的に行っているらしい。
日本にも来てくれないかな・・・
[関連サイト] The Official Sheila Majid Website
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