派遣社員ライフ ~英語でしゃべれナイト?~
現在の派遣先は海外向けの仕事が圧倒的に多い。社内にもガイジンさんがいっぱい。
“基地の街”で育ったドリー。アメリカ人は見慣れているが、この会社で人生最大数の“アメリカ人じゃないガイジン”に接している。
ここでは、OAスキルどうのこうのより、とにかく英語ができる人がものを言う。
留学経験などない、ましてや英文科出身でもないドリーは毎日が英語との格闘。
しかも耳にするのは、今までテレビや映画で慣れ親しんできたアメリカ英語じゃあない。
発音も独特で、
「エッ、今の英語??」
なんてことも日常茶飯事。
日本人同士の会話ですら、横文字だらけ。
「ドリーさん、これ、quickでone copyしたら、hand carryでdistributionしてください!」
みたいな?
「急きでコピー1部、手渡しで!」
こっちの方が早くない?
↑ま、これはオーバーだけどね(笑)
始めは、この“カブれてる感じ”が耳障りでたまらなかったけれど、しばらくして納得。
こうした方が合理的なのだ。
日本人同士で話し合った内容を外国人に伝え、承認を得る。そこで取り決めたことを更に他の日本人に説明するなんて時、いちいち日本語⇔英語とスイッチしてる方がかえって面倒なんである。
さらに、文化や宗教の違いに驚くことも。
立ち話が大好きなおフランスの洒落男たち。狭い廊下を大きな身体で塞ぎ、おしゃべりに夢中。ほっとけば何十分でも喋ってる。
― 「そこ、どいてくれ~~。」
中東からは、『ラマダン(断食月)なので明日から1ヶ月休みます。』のメール。
― 「仕事大丈夫??」
などなど。
その上、派遣社員の中にも、帰国子女や海外経験の豊富な“コスモポリタン”が多い。
彼女たちのグローバルな感性は、時としてちっぽけな日本の常識には収まらず、“典型的ニッポン人”ドリーをある時は笑わせ、またある時は悩ませる・・その話はまた今度。
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